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市民公開講座「バスケットボール×吃音体験=今の私」

加藤 寿一(かとう としかず)選手
ライジングゼファーフクオカ所属 プロバスケットボール選手
略 歴
2016年 アイシンシーホース三河(現シーホース三河)とアーリーエントリー契約を結び、プロキャリアをスタート。
2019-20シーズンにはシーホース三河の主将を務める。
2021年 京都ハンナリーズへ移籍。
2022年 仙台89ERSへ移籍。
2023年より、ライジングゼファー福岡へ移籍し、現在も所属。
本市民講座では、プロバスケットボール選手である加藤選手に、吃音についての体験や、プロ選手としての魅力、新たな挑戦について語っていただきます。
加藤選手は4歳頃から吃音があり、5歳から小学6年生まで、神奈川県にある言語科に通って、言葉の練習をしていました。小学校の時には、まだまだ吃音のことが認知されていなくて、学校の先生や友達に、話し方・吃音に対して、指摘をされたり、真似をされたり、笑われたり、そういった過去を経験してきました。
小学校4年生で出会ったバスケットボールと、理解ある指導者と仲間の存在が大きな転機となり、自信を持てるようになりました。特に怖かった国語の音読も、経験を重ねる中で少しずつ克服。大学では「吃音のある自分を認めてあげてください」という資料に出会い、気持ちが楽になりました。
現在はプロ選手として人前で話す機会も多く、吃音を気にせず過ごせるようになったと語ります。自身の経験を通じて、吃音のある子どもたちに勇気や希望を与えたいと願っています。